(写真はデスク2台並列に配置)
(通常品と違う仕立て方の引き出しです)
デスク購入者を募集します!
2017年より開始した、デスク購入者の募集を2018年も募集したいと思います。
昨年の募集ではすぐに定員に達してしまった事も有り、この募集を年一回で続けていくことにしました。
募集の目的
このデスクを、お子さんの初めての家具に選んで頂く機会が過去に多数ありました。
私自身は家具の設計、製造、販売を個人で行っていますが、素材の選定や扱い方、製作にあたっての技術、販売の仕方など、いわゆる家具メーカーとは大きく異なった取り組みをしています。
単純に比べることはできませんが、私の製作したデスクと、一般的な学習机やデスクなど家具メーカーが作ったものを並べてみても、その瞬間だけで比べると、違いが一般の方には区別しにくいものであると思いますが、私の提示する販売価格と家具メーカーが提示する販売価格とでは大きく差があるのは事実としてあります。(*比較対象は一般的な家具メーカーのデスクです。メーカー及び個人製作者の中でも様々な価格帯がありますので各人それぞれで調べられることをお勧めします。)
お客様にその差を販売価格として負担していただくのは心苦しくもありますが、私の選んだ素材や工法や技術、注文に対して一つ一つ向き合っての製作を評価していただいたものとして受け止め、販売価格を決定してきました。
しかし、子供に与える初めての家具ということになると少し変わってきます。家具へのこだわりに変わりはありませんが、優先事項として購入のし易さも加わってきます。私自身としても、もう少し販売価格を下げて提供できないかと思い、今回のデスク購入者の募集に踏み切りました。
製作における通常仕様との違い = 二つの取り組み
- 複数台の同時製作で作業の効率化を図ります。
- 通常仕様よりも効率的に製作できる工法、材料を部分的に採用して製作日数を短縮します。
募集の詳細
- 同時製作台数は最大6台とする。
- 樹種は山桜(ヤマザクラ)を使用する。(バラ科 / 本桜 天板の木目の指定、および樹種変更は不可)
- サイズ(外寸)= 幅 900mm × 奥行 600mm × 高さ 700mm
- 材料に入る多少の木目の荒れ、小節などは許容する。
- 引出し内装材は鬼胡桃(オニグルミ)を使用する。
- 引出しの仕立て方を通常は手前を「包み蟻組継(ツツミアリクミツギ)」、奥を「三方胴付」としていますが「四方を三方胴付で組んだ箱に前板を取り付け」で組み上げます。
- 通常は引出し底板を無垢材を使ってホンザネ(orハギ板)で組み合わせていますが突き板合板(鬼胡桃)の底板とする。
- デスク本体は通常品と同様の製作方法。
- 納品は完成したものから順に3月末~ゴールデンウィークの5/6までに行います。
- 申し込みは先着順、定員に達した時点で募集を締め切らせていただきます。
- 募集期間は 2018年1月20日から2018年2月20日まで
以上の製作条件を許容していただける方に¥210,000(税込金額¥226,800)で販売しているデスクを¥147,000(税込金額¥158,760)で製作 / 販売いたします。
ご興味をお持ちいただけましたら info@pnoom.jp までメールにてご連絡いただけましたら、素材や通常品との違い、デスク製作においてのこだわりなどを図面などの資料を合わせて説明させていただきます。
- 今回の募集に関しては募集人数を集める(=複数台での同時製作)事に意義があるため、条件を許容していただけるのであれば、使用者が大人の方であっても構わないと考えています。
- デスク自体はシンプル&ミニマムな設計になっています。メンテナンスフリーではありませんが長い期間の使用を想定して設計製作しています。今回の製作条件下でも使用者の年齢層は幅広く考えることができると思います。また、特に天板は無垢材のため、使用に伴う傷がついても、削り直せば(有償)新品時の状態に戻せますので無垢の素材で作られた家具がどういうものなのかを理解するのに適した家具であると思います。
- ご希望の方に製作の進捗状況の画像をメールにて報告します。これは、使われる方に、どのようにしてデスクが作られるのかをお伝えする為の取り組みですが、製作をしながらの記録になりますので、多少の画像などの不備はご容赦いただきたいと思います。具体的には2〜3回のメール送信になると思います。ご注文時にお気軽にお伝えください。
- 定員に達しましたら、当HP内のブログ、及びフェイスブックなどのSNSにて告知します。
ご検討いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
木製家具 設計 / 製作
佐々木 毅 ( ささき つよし )
090-8561-8391
https://www.instagram.com/tsuyoshisasakiii/
写真は2017年の製作風景です。